不在の場合のガス機器調査
ガス機器においては、定期的にガス機器調査を行う必要性があり、常に安全に使えるように各ガス会社が点検作業を行っています。
戸建て住宅にお住いの方であれば、ガス機器の調査を事前に通達された場合、都合に合わせて日程を変更することは可能ですが、アパートやマンションなどの場合は1棟丸ごとを1日間で終わらせることが多く、日程を知らされて確認した際に、当日は不在となる場合も十分に想定はできます。
特に一人暮らしを送っている方に多いのですが、アパートで生活をしていて、日中には誰も室内にいないという環境下では、管理会社に一任をすることが正しい解決策です。
賃貸住宅の場合は殆どの物件で管理会社が管理をしており、各室内の合い鍵も管理会社側で保管をしています。
調査日が不在になる方は、通知書を確認して管理会社へと連絡を入れておけば、各居室の順番に勝手にドアを開けて点検をしてもらえるので問題はありません。
この場合、ガス会社の検査員が単独で入室するのではなく、必ず管理会社の立ち会いで行うので、防犯を気にする方も安心できます。
ガス機器が切っ掛けになるガス機器調査を謳う詐欺
ガス機器というとどの住宅にも必ずある設備ですが、ガス機器調査を謳う詐欺について誰でも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これはガス会社の名を騙り相手を騙そうとするもので、ガス会社の名前を出すことで信用させ、ターゲットの住宅に侵入するのが特徴です。
詐欺の内容としては、ガス機器調査の名目でガス機器を点検するフリをして、殆ど何もせず料金だけ請求するケースが挙げられます。
またガス漏れ警報器の付け替えが必要といって交換を迫ったり、ガス機器に不必要な物を売りつけるケースもあります。
中には金品を物色して持ち去る窃盗の事例もありますから、ガス会社を名乗る人が訪問してきても、安易に本物だと認めて家に上げないことが大事です。
ガス機器は安全に使う為に、確かに定期的な点検は欠かせませんが、しかし無関係の人間を招き入れてお金を取られては目も当てられないです。
怖い思いをしたり命に関わるようなことがあっては大変ですから、ガス会社に限らず調査点検名目の訪問には警戒する必要があるのではないでしょうか。